「賞品」は初版本より少ない「限定200部」の簡易装丁本

「お宝」プレゼントクイズ

〜『龍の仮面(ペルソナ)』発売記念〜

Originally Written: April 11, 2002 (mail版)
Second Update: April 13, 2002 (Web版)
Third Update: April 15, 2002 (mail版)
Fourth Update: April 20, 2002 (Web版)
Fifth Update: June 02, 2002 (Web版)
Sixth Update: July 16, 2002 (Mail版)
Seventh Update: July 16, 2002 (Web版)

■「お宝」プレゼントクイズ■
◆締め切り延期、個人戦への切り替え(規制緩和)のお知らせ◆
●クイズ●
●ヒント・初級編その1●
●ヒント・初級編その2●
●応募方法●
●注意事項〜メールアドレス等についての注意、失格要件●
●正解と当選者の発表●
●記入例〜正解者(の組)が複数の場合の、当選者の決定方法●
○もっとも宣伝効果の高い(当選しやすい)組の例○
○もっとも宣伝効果の低い(当選しにくい)組の例○
●プライバシーポリシー(個人情報保護の指針)●
●複数回の応募●
【ヒント、当選発表等はmailのみで配信します。】
●正解と結果の発表●

■「お宝」プレゼントクイズ〜女優さん当てクイズ■
拝啓 読者の皆様
来たる5月、筆者の小説第2弾『龍の仮面(ペルソナ)』が発売されます。
が、出版社はそれに先立って、書店、書評家、マスコミ関係者に配布するため、簡易装丁本なるものを200部製作します。

これは、最終校の1つ手前の原稿(ほとんど最終校と同じ)をソフトカバー(完成本はハードカバー)で綴じたもので、表紙(カバー)も完成本(商品)とほとんど同じですが、非売品です。

出版社が簡易装丁本を製作するのは、内容に自信があり、多くのメディアの書評等で取り上げてもらえる可能性がある場合のみです。書評家の方は小説を読んで記事を書かかれるのに2〜3週間はかかりますので、事前に簡易装丁本をお配りすることで「刊行直後に」書評、紹介記事がタイミングよくリリースされることが期待できます。

逆に、書評に取り上げてもらえそうにない(内容のよくない)本の場合は、何十万円もかけて簡易装丁本を作っても無駄なので版元がそれを作るはずがありません。つまり、簡易装丁本を作ること自体が「面白い」ことの証しであり、書店様は「版元が簡易装丁本を作ったと知っただけで『売れる』とみなし、仕入れたくなる」といった効果もあります。

これは、宣伝用に200部しか刷らないので(初版発行部数の1万数千よりはるかに少ないので)あとで完成本がベストセラーになった場合は、ネットオークション等でその価値が「高騰」する可能性があります。

今回は、その貴重な宣伝材料のうちの3冊(今後筆者と版元の交渉次第では、6冊)を、本誌読者の皆様、計3名(計6名)にプレゼントさせて頂ければと考えております。

つきましては、プレゼントを皆様に差し上げるために、プレゼント・クイズを企画致しましたので、ふるってご応募下さいませ。

締め切り延期、個人戦への切り替えのお知らせ:
この「女優さんあてクイズ」は、2002年4月15日から「締め切りは5月末、応募は3人ひと組(の団体戦)で」としてお答えを募集して参りましたが、締め切りを過ぎても、応募規定をすべて満たす正解の応募(応募のメールの「件名」に答えの女優名がカタカナで書いてあるもの)はございませんでした。
他方、書籍出版流通業界の「販売データ」によりますと、いまこの瞬間にも、 紀伊國屋書店・新宿本店 をはじめ、全国の書店で拙著をお買い求め下さっている方が大勢おられます。この方々にご応募頂くために、また本誌のワールドカップ(W杯)サッカーの記事を契機に本誌(と拙著)の読者になって下さった数百名の方々にサッカーをゆっくり御覧頂いてから、クイズのお答えをお考え頂くために、また、クイズの正解はわかったものの「3人ひと組」を作ることができなくて応募できなかった方々のために、W杯終了2週間後の7月14日(日)まで締め切りを延期し、3人ひと組の「団体戦」の規定を廃止し、「個人戦」つまり一個人での応募が可能なように改めます。
詳しくは以下の新しい規定をお読みください。】

敬具

-- 佐々木 敏 +「週刊アカシックレコード」編集部

●クイズ●
小説の『龍の仮面(ペルソナ)』のヒロインのキャラクターデザインに際して、筆者がイメージした実在の女優さん(わかりやすく言うと、映画化するならこの人に主演してほしい、と筆者が思っている人)をあてて下さい(念のために申し上げますが、無名な人ではありません。日本中どこのレンタルビデオ屋さんに行っても、その人の出演作品は必ず複数あります。けっして、マニアックな人しか知らない、マイナーな人ではありません)。

●ヒント・初級編その1〜第三章まで読むことが必須●
ヒロインはこんな人です。
       ↓
http://www.akashic-record.com/dragon/cntnt.html#story
 ↑
これだけじゃわからん、とほとんどの方がお思いになるでしょう。拙著『龍の仮面(ペルソナ)』を少なくとも第三章までじっくり読んでから答えをお考え頂くため、応募の締めきりはワールドカップ・サッカーの終了の2週間後、日本時間2002年7月14日(日)とします。

●ヒント・初級編その2〜表紙の顔にとらわれないで●
尚、拙著のカバー(表紙)イラストの女性の顔は「正解」の女優さんには似ていません。筆者は「似せてほしい」と版元に言いましたが、版元は「似てると肖像権問題が発生する恐れがある」という理由で、敢えて似せなかったそうです。
こういう事情ですので、応募される方は、これにとらわれずに「正解」をお考えになったほうがよいと存じます。

●応募方法●
「正解」のわかった方は、

メールの「件名」(Subject: )に「正解」と思われる女優さんの名前のみをカタカナで記し
メールの宛先はメルマガのFromアドレス(送信元) 「メルマガ登録」 するとわかります) としてお送り下さい。

メール本文には、応募される方ご本人の

_氏名、
_およその年齢(販売配本戦略の参考にさせて頂く為ですので「20代前半」などおよそで結構です)
_性別、
_賞品送付先の 郵便番号 + 住所 (勤務先か自宅。日本国外在住者は、国内の留守宅を指定のこと)、
_賞品送付先の 電話番号 (同上)

のみをお書きになり(小誌記事や拙著へのご質問、ご意見等はお書きにならないで下さい)、日本時間2002年7月14日(2002年7月15日午前0時必着)までに、上記の「メールの宛先」 < tokuma2002@hotmail.com > までお出しください。
【後出の「注意事項」「記入例」を必ずご参照下さい。】

●注意事項〜メールアドレス、住所等についての注意、失格要件●
応募される方のメールアドレス、住所等についての失格要件は原則として廃止します。
が、応募メールの送信元アドレスが携帯電話のアドレスであると、本誌mail版の配信ができませんので、これだけは困ります。

【尚、海外在住の方は、賞品発送の都合上、賞品送付先となる住所としては、必ず(現地住所でなく)日本国内の(留守宅)住所をお書き下さい。】

応募された方々のアドレスのうち、小誌のご購読をまだ登録されていない方のアドレスも、すべて自動的にメルマガ購読者として一度は登録されますので、あらかじめご承知おき下さい。

賞品(プレゼント)の発送は版元(出版社)より宅急便で行います。

【クイズの設問や応募方法に関するお問い合わせには、一切お答え致しませんので、後出の「記入例」を必ずご参照下さい。】

●正解と当選者の発表●
「正解」はWeb上では公表せず、メールマガジン誌上のみで、2002年7月15日以降に発表します。
「正解者」の数が賞品の数(2002年6月2日現在7冊確保)を上回った超えた場合(A)は、本誌や拙著の「宣伝効果」を考慮した選考により当選者を絞り込んで決定し、下回った場合(B)は、全正解者を当選としたあと、余った商品は「不正解者」のなかから、やはり本誌や拙著の「宣伝効果」を考慮した選考により追加の当選者を決定します。

当選者の発表は、応募メールの送信元アドレスへのでの通知によって行われます。

●記入例〜正解者過多(A)過少(B)の場合の、当選者の決定方法●
「正解者」の数が賞品の数(2002年6月2日現在7冊確保)を上回った超えた場合(A)は、本誌や拙著の「宣伝効果」を考慮した選考により当選者を絞り込み、下回った場合(B)は、全正解者を当選としたあと、余った商品は「不正解者」のなかから、やはり本誌や拙著の「宣伝効果」を考慮した選考により追加の当選者を選びます。
もっとも選ばれやすい、つまり「宣伝効果の高い」応募者のプロフィールは、たとえば、こんな具合です:

○もっとも宣伝効果の高い(当選しやすい)プロフィールの例○------------------------------------------------------
差出人: hiroko.izumi@sunmicrosoft.co.jp
宛先: tokuma2002@hotmail.com
CC: hiroko.izumi@sunmicrosoft.co.jp
件名: オードリ・ヘップバーン ←【但しこれは不正解例(故人)。
     名前はレンタルビデオ屋さんの表記に準じ「名・姓」の順で。】
泉博子
20代後半

150-4321 東京都 新宿区 新宿11-10-9 サンマイクロソフト株式会社 OS事業本部 広報部
03-5432-543A
hiroko.izumi@sunmicrosoft.co.jp【←「職場アドレス」は「個人アドレス」よりも有利。】

【この例では、職場の住所と個人直通電話番号があり、メールアドレスも職場で使われている確かなものなので、本誌や拙著が「職場の口コミ」で広がることが期待でき、そのため応募者の「名義貸し」が行われにくいので、宣伝効果が確実であり、おおいにけっこうです。】

○もっとも宣伝効果の低い(当選しにくい)組の例○------------------------------------------------------
差出人: taro_hakata@hotmail.com ←【無料(フリー)アドレスは「選考」で不利。】
宛先: tokuma2002@hotmail.com
CC: taro_hakata@hotmail.com
件名: アントニー・ホプキンス ←【但しこれは不正解例(男性)。
     名前はレンタルビデオ屋さんの表記に準じ「名・姓」の順で。
     「Anthonyの発音は正しくはアンソニーでなくアントニーだ」などと屁理屈を言う人もアウト。】
博多太郎
30代前半

151-1234 東京都 目黒区 五本木6-7-8 五本木マンション405 ←【宅配業者のためにアパート名やビル名を。】
           【日本国外在住者でも、国内の住所を。】
03-5432-9999
taro_hakata@hotmail.com ←【無料(フリー)アドレスは「選考」で不利。携帯電話のアドレスもダメ。】

●プライバシーポリシー(個人情報保護の指針)●
もちろん、本誌編集部では、応募メールでお寄せ頂いたメールアドレスは、メルマガの配信(と当選通知)のみに利用させて頂くこと、氏名など他の個人情報も当選者(組)への直接の当選通知、プレゼントの発送のみに利用し、それ以外の目的には一切使われない(もちろん公表されない)ことをお約束致します。

●複数回の応募●
原則的に1人1口しか応募できません。複数応募は違反です。

■「お宝プレゼントクイズ」結果発表〜拙著のヒロイン「アンケート」■
拙著『龍の仮面(ペルソナ)』発売記念「お宝プレゼントクイズ」への応募メールは2002年7月14日到着分で締切りました。

クイズの内容は本誌既報のとおり

「小説の『龍…』のヒロインのキャラクターデザインに際して、筆者がイメージした実在の女優さん(わかりやすく言うと、映画化するならこの人に主演してほしい、と筆者が思っている人)をあてて下さい(念のために申し上げますが…マイナーな人ではありません)」

でした。ヒントと応募規定は 本誌既報のとおりです。

応募総数は58通で、その件名、つまり回答の女優名を個人別に集計しますと、さながら「映画化した場合だれにヒロインを演じてほしいか」のアンケート調査のようになります。
本誌上でも、ここ数週間はアンケート調査と思ってお気軽にご応募下さい、と申し上げてきました(そのため締切り間際に洪水のように多数届きました)。
では、その「アンケート」の集計結果、得票?数ランキングです。

#01 ウィノナ・ライダー 8
#02 ナタリー・ポートマン 7
#03 ジョディ・フォスター 4
#03 デミ・ムーア 4
#05 キャサリン・ゼタ・ジョーンズ 3
#05 ペネロペ・クルス 3
#07 ジェシカ・アルバ 2
#07 サンドラ・ブロック 2
#07 二コール・キッドマン 2
#07 サラ・ミシェル・ゲラー 2
#11 アンジェリーナ・ジョリー 1
#11 ケイト・ベッキンセール 1
#11 フィービー・ケイツ 1
#11 ジュリア・ロバーツ 1
#11 ティア・レオーニ 1
#11 シャロン・ストーン 1
#11 ドリュー・バリモア 1
失格 故人(他のルール違反もあり) 2
失格 非白人(日本人11、中国人1) 12

●あきれた「失格」〜だれがヒロインが日本人だと言いました?●
まず「失格」をご説明します。
本誌上では筆者はたしかに何度も「映画化した場合だれに…」のアンケートと思って「お気軽に」ご応募下さい、と申し上げました。

が、拙著を一部分にせよ読まなければ「映画化した場合だれに…」と考えることはできないはずです(「あなたの好きな女優はだれですか」ではないのですから)。

そして、拙著をたとえ1章だけでも読めば、ヒロインが「白人」であることはわかるはずです。したがって「件名」に日本人など非白人の名前を書いた応募メールはすべて、拙著をまったく読まずに(立ち読みもせずに)応募したと断定できますので、開封するまでもなく即失格とさせて頂きました。

本誌上でも何度も「読まずに応募すると失格です」と警告したにもかかわらず「すぐばれるウソ」をついた方が大勢おられたことは誠に残念です。

【筆者は「フレデリック・フォーサイスばり」(『週刊現代』2002年7月13日号)「翻訳小説のよう」(作家・明石散人)「ハリウッド級」(『Type』2001年3月号)と言われる作風なので、そんじょそこらの日本の作家と同列に置いて「どうせ主人公は日本人」と思われては困ります。】

また、応募メールの「記入例」 で述べたとおり、故人は不正解です。
「故人」を書いた応募メールには必ず「応募に関係ないことを記入」「必須事項の欠落」などのルール違反もあり、これらはスタッフは開封しましたが、筆者は読まずに失格としました(回答の女優名をメールの「件名」に書かなかった応募メールはクイズ担当スタッフの手に渡らないので、上記の「失格」の数には含まれませんが、当然「ルール違反」で失格です)。

●正解の条件〜小柄で幼い感じ●
拙著でヒロイン(エリカ・ブリンヒルド)はどのように描かれているかと申しますと:

#1a 18歳で登場し、ラストシーンでは28歳
#2a 小柄
#3a 瞳と髪の色が黒
#4a 「かわいこちゃん」「小娘」「(28歳になっても)少女のような愛らしさ」「貴族のような気品」「絶世の美女」「眠れる森の美女」

したがって、客観的な要素(#1〜#3)で言えば、ヒロインを演ずべき女優さんは:

#1b (実年齢はともかく)見た目の年齢が18〜28歳で、この世代を無理なく演じることができる
#2b 小柄
#3b 瞳の色が黒(または茶色など黒っぽい色。ブルー、グレーは不可)

といった肉体的、年齢的(外見的)条件をそなえている必要があります(髪の色は染めればいいので、地毛が金髪でもかまいません)。

とすると、上記のリスト(順位表)のうち、背の高い人、たとえば別れたダンナ(トム・クルーズ)より背が高いことで有名なニコール・キッドマンは#2bに該当せず、はずれます。

ジョディ・フォスター、デミ・ムーア、キャサリン・ゼタ・ジョーンズらは「10年前なら」有力候補だったでしょうが、現在は#1bをクリアできるとは思えず、アウトです(この点は本誌5月13日号でも、アシュレー・ジャッドの例を挙げてヒントを出しています)。

●余分な色気なし●
また、メールやWebのヒント でも「第三章までお読み下さい」と申し上げたように、この章を読むと条件が狭まります。
この章には、エリカ本人が鏡で自分の顔を見て、心内文で「余分な色気なし」と言う場面がありますが、これをもって、余分な色気大有りの、アンジェリーナ・ジョリー(とペネロペ・クルス)はいなくなるはずです(第三章には、エリカが女子トイレにはいって泣く場面がありますが、あれは絶対に幼い、子供っぽい感じのする人でないと不可能なので、その意味でもペネロペはありえません)。

●「かわいこちゃん」兼「絶世の美女」●
上記の「余分な色気」の有無は、意見が割れるかもしれませんが、いちばん重要な#4aは明快でしょう。ヒロインのエリカは「かわいこちゃん」と「絶世の美女」を兼ねる必要があるのですが、そんな人はほとんどいません。
たとえばドリュー・バリモア(『チャーリーズ・エンジェル』)は「かわいこちゃん」ではありえても、絶対に「絶世の美女」ではありえません。そのようなキャラクターを演じたことはないので、これは「客観的に」断定できます。
反対にジュリア・ロバーツは、絶世の美女はやれても「かわいこちゃん」をやるのは(顔が老けているので)不可能です(念のために申し上げますが、べつに嫌いなわけではありません)。したがって上のリストから、ここで2人落ちます。

●たった4人●
となると、たとえ「絶世の美女」の基準を相当に甘くしても、#1〜#3の条件が厳しいので、上記のリストでこれらに該当するのは、ウィノナ・ライダー、ナタリー・ポートマン、ジェシカ・アルバ、サラ・ミシェル・ゲラーの4人だけです。

ただし正解は「有名な人」でないとクイズは成立しません。 Webや本誌上でも、ヒント以前の「出題」の中で、そのことは申し上げています。

上記の例で言うと、ジェシカ・アルバは映画にほとんど出ておらず(代表作はTVの『ダーク・エンジェル』のみ)、世界中だれでも知っている有名な作品(『スターウォーズ・エピソード1&2』)に出ているナタリー・ポートマンを差し置いて「正解」とすることはできません。

たとえ筆者が実際にイメージしていた人がジェシカでも、それをそのまま(応募者の方々が回答に到達するまでの努力を無視して)「とにかく私の頭の中にあったんだから、これが正解」としてしまうと、読者の皆様への裏切り行為、「いじわるクイズ」になってしまいます(おそらく、それではナタリーを選んだ方々は納得されないでしょう)。

筆者はプロのエンターテナーなので(「お客様無視」の自己満足のための自費出版をするアマチュアではないので)そういうことは致しません(もしジェシカが正解なら、そもそもクイズ自体を企画しません)。

ジェシカがナタリーより知名度で劣ることは数字で立証できます。Yahoo.co.jpで女優名で検索し「ページ検索の結果」に進むと、その名を含むページが日本語圏に何頁あるかわかります(数字は7月15日午後3時現在):

ウィノナ・ライダー 14,700
ナタリー・ポートマン 8,880
ケイト・ベッキンセール 2,060
ジェシカ・アルバ 1,770
サラ・ミシェル・ゲラー 1,500

よって、残るは事実上2人だけで、あとはキャラクターや演技の評価の問題です。

●正解●
筆者は、どこかの大学入試のような単純な○×試験は嫌いです。ですから、このクイズでも、筆者が気付かなかった女優さんが拙著のヒロイン像に合うという合理的な指摘があれば、それは正解に準ずるものとして「配慮」しなければならない、と考えていました(だから、締切り間際に届いた「ケイト・ベッキンセール」には「合理的な理由があるのでは」と悩みました。が、彼女の作品をチェックするとけっこう背が高そうなうえ、さして有名でもないので「配慮」はしないことにしました)。

正解を発表して納得して頂くには、なぜ執筆に際して、具体的な人物を想定したのか、理由を申し上げるとよいでしょう。

当初は、エリカに限らずすべての登場人物について、それほど明確なイメージを持たずに書き始めました。が、途中で、場面によって同じ人物の容姿、体格や雰囲気の描写にブレが生じることがありました。小説の世界にのめり込むと、セリフや光景がどんどん頭に浮かんできて、早く書き留めないといけない、という気持ちになるので、執筆の佳境では筆者は細部を確認せずにパソコンのキーをひたすらたたき続けます。もちろん、これはあとで冷静になってから読み直して確認し、修正すればいいのです。

が、ヒロインだけは「顔が命」です。この小説では、他の人物と違ってエリカだけは、どんな顔をしているかが決定的に重要なのです。その場その場で浮かんだ表情や雰囲気に基づいて顔の描写をし、それを重要な要素として場面を描いてしまうと、あとで「前の登場場面と体格や瞳の色などの特徴が(微妙に)違うから」と気付いても直せない(直すぐらいなら、すべて「書き直し」になってしまう)のです。

そこで、どうしても、具体的な人物をイメージして「容姿」「雰囲気」さらには、これらから想像される「性格」「口調」まで細部を決めておかないと書きにくかった(表情・雰囲気のバリエーションの範囲を決める基準となる、表現に迷ったとき立ち戻るべき「原点」が必要だった)ので、御本人には無断で (^_^;) イメージを借用することにしました。

筆者はとくに、この「正解」の女優さんのファン、というわけではありませんでしたが、2001年春、執筆開始当初、たまたま日曜日の昼間にTVで見ていた1990年頃の米国映画でティーンエイジャーの役をやっていた女優さんを見て驚きました。

「これはあの有名な人(の10年前)ではないか!?」

この方は、この10年ほどの間、顔がほとんど変わっていません。一般に白人は(ジュリア・ロバーツのように)日本人より老けた顔をしていますが、この方は例外中の例外で、信じ難いほど(白人とは思えないほど)外見上、歳を取らない方です。だから、いつまでも「かわいこちゃん」なわけです。

それでいて、ドリュー・バリモアのような、庶民的な顔をしているわけではありません。現在のハリウッドの主役級の女優のなかでは屈指の、ノーブルな美貌の持ち主と言われており、アカデミー賞にノミネートされたこともあります。

ハイ、正解は(小さな画像ですが) → こちら

つまり、リストの「第1位」です。
つまり、応募された方々のなかの最大多数の意見と一致したわけです。

これは当然です。
正解者のほとんどは7月にメールを出された方で、これは、W杯サッカー終了後拙著をじっくりお読みになったからに相違ありません。

なぜなら、小説の中のエリカの体格や雰囲気、立ち居振舞いの相当部分は、彼女の描写になっているからです(たとえば「かわいこちゃん」という表現は『エイリアン4』にありました)。じっくり読めば、ヒロインについてのすべての記述が彼女を指していることはわかるはずなのです。

もっとも筆者は、彼女の作品は、TVで見た上記の『恋する人魚たち』と『エイリアン4』の2本しか見ておりません。『エイリアン4』で彼女が、共演者のシガニー・ウィーバーより頭一つ小さいのを見て「やっぱり悲劇のヒロインは小柄なほうがいい」と思って決めた次第です。

ですから、彼女が事実上のプロデューサー(兼主役)を務めた話題作『17歳のカルテ』は見ておりません(が、実年齢はジュリア・ロバーツとそんなに違わないのに、堂々と「17歳」をやれるところがスゴイです)。

ただ、彼女についての雑誌記事を1本読みました(共同通信社『BSfan』2001年7月号 p.p 26-29)。高校時代、いじめられっ子で情緒不安定で不登校で、その体験をもとに『17歳のカルテ』を企画したこととか、実年齢(敢えて言いません)と外見のギャップが大きすぎて、自分の内面に合った(単なる「かわいこちゃん系」でない)役柄がまわって来ないので、悩んでいる(だから、その後例の不祥事……「武士の情け」で敢えて詳しく言いませんけど……を起こして起訴されてしまった)こととか。

【彼女がトム・クルーズのようにプロデューサーとしても一流で、拙著を映画化するために製作費を100億円ぐらい集められるなら……拙著には中国軍による「天安門広場制圧」「中南海(共産党本部)制圧」「弾道ミサイル発射」「対地攻撃ヘリと軍用機の空中戦」のシーンがあるので、また、これらを削ると「貧乏くさくなって」面白くないので、たぶん最低100億円かかりますが……それは文句なしに彼女の代表作になるでしょう。が、例の不祥事があるので難しいでしょう(ああ残念 (>_<;) )】

主人公エリカの「内面」は、かつて私の周囲にいた人を含めていろんな女性の要素を合成して創られたキャラクターですが、合成前の「材料」には、上記の雑誌記事もはいっています。エリカは相当に感情の起伏が激しくて、情緒不安定な面も抱えているので、そのキャラクターデザインにはおおいに参考になっています。

●賞品の発送●
というわけで、メール/電話で確認ののち、上記の「第1位」を回答された正解者8名の方に賞品、拙著『龍…』の書評用サンプル「簡易想定本」(俗に「お宝」と呼ばれる、この世に200部しかない貴重品)を各1冊お送りします。発送は徳間書店を経由しますので少し日数を要しますが、7月中にはお手元に届くと存じます。

また、筆者が校正用に保有していたお宝1冊が、保存状態がよく付箋をはがせば新品同様なので、これを「惜しい不正解」であるナタリーを選んだ方のなかから、「不正解者の補欠合格の規定」でいう「宣伝効果が高い」方を1名選んでお送りします。

さらに、上記規定を拡大解釈し、ナタリーを選んだ方残り全員と、「宣伝効果が高い」と思われる他の数名の方を選んで「残念賞」として(簡易想定本でなく)初版サイン本をお送りします。すでに拙著をお持ちでしたら、どなたかに差し上げて下さいませ(女性の方にすすめると、けっこう喜ばれます)。こちらは8月上旬までお待ち下さい。(敬称略)

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【mail版がメインです】
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