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佐々木 敏 のデビュー作
ゲノムの方舟
〜2003年8月、文庫になって再登場〜
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Originally written: July 12, 2000
Last update: June 29, 2003(●読者数(絶対数)調査への1回だけご協力のお願い)


●カバー
●おもな書評
○週刊東洋経済
○ベンチャークラブ
○ラピタ
○日刊ゲンダイ
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●目次
●メールで宅配ご注文
(●読者数(絶対数)調査への1回だけご協力のお願い)


拝啓 ジョン・レノン様
あなたが想像(Imagin)する平和な世界の
「定員」は何億人ですか?

●おもな書評
○手に汗握る攻防
(前略)ヒトゲノムの遺伝子操作をベースにした国際政治小説。メインテーマは21世紀の大問題である人口爆発対策に遺伝子操作を使おうとする米国の財閥グループと、知らず知らずにその国際的な謀略に巻き込まれる日本人遺伝学者井坂博史の手に汗握る攻防だ。
 同時に舞台背景として、最先端の遺伝子問題だけでなく、世界の軍事、政治、教育、宗教、人種などの問題が米国中心に縦横無尽に展開されていく。タイトルは大洪水から逃げる「ノアの方舟」になぞらえたもので、途上国の人口爆発から自分たちだけが生き延びようとする財閥グループを表現したものだ。560ページとやや大部だが、著者の筆力はそれを感じさせない。
--『週刊東洋経済』2000年11月11日号、p.82「新刊短評」より

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○知識と分析には舌を巻く
テログループ緑の戦士がジュネーブのWHOビルを占拠、アメリカは「ホワイトベレー」を派遣してこれを制した。しかし、人質となったアフリカ代表団は次々と奇病で急死する。同時に中国華南地方でも上咽頭ガンの患者が発生する。緑の戦士を送り込んだテロ国家、カルタゴ、内戦状態に陥ったキューバが複雑にからむ。
(中略)今、話題のゲノム技術を根底に置いて物語はスリリングに展開する。主人公で遺伝子工学の権威である井坂博史の説明に、ゲノムへの理解を深めるのもよし、アメリカの支配階級のものの考え方を学ぶのもまたよし、当然、純粋な国際冒険小説としても十分な水準にある。
 著者の国際政治、遺伝子技術、IT技術の知識と分析には舌を巻く。次回作のテーマは中国というから、いまから期待したい。(後略)
--『Venture Club』2001年1月号、p.104「今月のイチオシ」より

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○世界レベル
2段組の分厚い一冊でしかも読みごたえがある。しかも長さを感じさせないスリリングな展開が売り物だ。
(中略)遺伝子工学の研究を一切中止せよと通告するテロ集団の攻撃に対して、アメリカをはじめとする各国首脳が緊迫した対応を迫られる。
 一方、霊長類や生物工学を専門とする日本人学者の周辺にも穏やかではない動きが始まる。
 人類学や遺伝学のほか、軍事、国際政治、歴史、経済など、さまざまな分野の知識をフルに投入した本作は、物語の中に生きる人物の描写も確かで飽きることがない。(中略)日本人による世界レベルの小説の誕生か。
--『Lapita』2001年1月号、p.123より

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○極上のエンターテイメント
2003年、ジュネーブのWHO本部に「緑の戦士」と称するグループから脅迫状が送られてきた。ヒトゲノム計画をはじめとする遺伝学研究を即刻中止しなければ、近く開催される総会で生物兵器を使用し、参加者を皆殺しにするという。
(中略)一方、日本人の遺伝学者井坂博史は細胞やウイルスの増殖に関する画期的な研究でMITに招かれ、彼の研究をめぐっていくつかの組織が動きだし身の回りに危険が迫る。キューバではゲバラの息子が政権を掌握、不穏な動きを見せていた。
(中略)ヒトゲノム解読や生物兵器などの最先端科学、そして優生学といった近い将来われわれが直面するであろう難問を極上のエンターテイメントに仕立て上げた力作。
--『日刊ゲンダイ』2000年12月23日付、「週末に読みたい本」より

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●ゲノムの方舟(はこぶね)目次
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プロローグ -- アメリカのいちばん大切なもの
第1章 ジュネーブの蠢動
第2章 デンバーの天空
第3章 欧州の恐慌
第4章 世界の変節
第5章 キューバの緊張
第6章 ユダのいない晩餐
第7章 ボストンの誘拐
第8章 ジュネーブの深層
第9章 ニューヨークの死角
第10章 最後の晩餐
エピローグ -- ユダはいたのか?
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●メールで宅配〜新宿紀伊國屋が最優先配本店
ご好評に応えて、筆者のデビュー作、SF『ゲノムの方舟』文庫版(上下巻)の発売が2003年85に決定致しました。
本体価格は、上巻800円、下巻762円です。

今回も、以前の『龍の仮面(ペルソナ)』『ラスコーリニコフの日』のときと同様、版元が今後の売り上げ予測や宣伝戦略の参考にする書店は、紀伊國屋書店・新宿本店のみです。

したがって他のいかなる書店よりも、この書店には最優先で、他店より少し多めに(少し早めに)配本されるはずです。

宅配便での配送をご希望の場合は
紀伊國屋本店ホームページの「クイックサービス」(代引き宅配)コーナー↓
http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d01/qhonten.htmで注文できます。

但し、誠に申し訳ございませんが、
以下の地域↓を含む一部地域では代引き宅配サービスがご利用頂けません。

[伊豆諸島]青ヶ島村、神津島村、利島村、新島村、御蔵島村、三宅村
[小笠原諸島]小笠原村

あしからずご了承下さいませ(離島・山間部にお住まいの方は、紀伊國屋書店にお問い合わせ下さいませ)。


●読者数(絶対数)調査への1回だけご協力のお願い
ところで、版元(出版社)では、筆者の「小説の」潜在読者数は何人なのか(つまり本誌の読者の「のべ人数」でなく「絶対数」)気にしております。

版元では、この値がおよそわかれば、を参考にして(今後、他の作品の)初版発行部数を決めます。
初版部数が10,000〜12,000部以上ですと、全国の主要書店にくまなく配置できますのでお客様にもご不便をおかけすることなくお買い求め頂けます。この意味では初版発行部数は多ければ多いほどよいのですが、反面返本率が高くなるというリスクもあるため、版元は慎重にならざるをえません。

皆様にご不自由なくお買い求め頂くための、適切な販売計画を版元が立てられるようにするため、ぜひ、この「潜在読者数調査」に1度だけ、ご協力下さいますようお願い申し上げます。

(ただし、これは、けっして人気投票ではありません。けっして、ただ単純に「人数=カウンターの数字」が多ければ多いほどよい、ということはありませんので、プロ野球のオールスター戦のファン投票の「組織票」のように同じ方が何度も「投票」なさることはお断り申し上げます
ちなみに当サイトで使用しているカウンターには「過剰反応」防止機能があり、同じマシン=ホストから繰り返されるアクセスは「1件」とみなして処理します。)

『ゲノムの方舟』(文庫版)にご興味がおありの方、とくにその問い合わせ先をお知りになりたい方は、

ここ

をクリックして下さいますよう、お願い申し上げます。

クリックした先には、某社製のアクセスカウンターとの版元名(出版社名)とその問い合わせ/注文先以外、何もありません。そこは「潜在読者カウント専用ページ」です。

この「専用ページ」のアドレスをクリックした方の数だけ、その専用ページのアクセスカウンターはまわり、潜在読者数を表示します(ただし、その「専用ページ」の数値は「1回だけ」が厳守されれば必ず、その手前にあるこの「内容紹介ページ」「のべアクセス数」=「
アクセスカウンター
」より小さいはずです)。

この「潜在読者カウンター専用ページ」は今後数か月間ほとんど更新されませんので、アクセスはお1人様1回のみにてお願い申し上げます(この「内容紹介ページ」には、何度おいで頂いても、リンクをお張り頂いてもかまいません)。

こういう事情ですので、「専用ページ」へのリンクおよび過剰に頻繁なアクセス(妨害行為)はお断りします。 ご理解、ご協力のほど賜りますれば幸甚に存じます。


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