日本フィギュア

スケート界の暗闘

 

〜シリーズ

「トリノ五輪」

(2)

 

(Feb. 20, 2006)

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■日本フィギュアスケート界の暗闘〜シリーズ「トリノ五輪」(2)■

 

日本フィギュアスケート界がメダルの可能性の薄い選手を06年トリノ五輪代表に選んだ背景。

 

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■日本フィギュアスケート界の暗闘〜シリーズ「トリノ五輪」(2)■

 

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90年、世界フィギュアスケート選手権(パリ)の女子シングルで伊藤みどり(日)が優勝したとき、日本スケート連盟(JSF)は92年仏アルベールビル冬季五輪で彼女が日本初のフィギュアの金メダリストになることを期待した。が、結果は銀だった。

 

このとき城田憲子・現JSFフィギュア強化部長は決断した、「伊藤が取るはずだった金を今後取るには、層を厚くするしかない」「1人でなく3人で日の丸を背負わせ、選手の精神的負担を軽くしよう」と(05年1月10日放送のNHK『クローズアップ現代〜女子フィギュア大躍進の秘密』)。

 

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フィギュアは上流階級のスポーツであり、豊かな国ほど競技人口が多い。当然日本は競技人口が多く、とくに女子の潜在的選手層は厚かったが、それまで体系的な五輪選手の強化育成システムがなかった。他方、この競技はTV映りがよく視聴率と広告収入が稼げるので、JSFには強化育成資金はいくらでもはいって来る。そこで、豊かな選手層から「金の卵」を発掘し効果的に資金注ぎ込めば、同時に3人の五輪優勝候補を持つことも可能だ、とJSFは考えた。

 

かくして10年先を見通した長期計画が始まった。幼児期からこの競技に親しんでいる豆スケーターは、10歳前後の時点で専門家が見れば、世界のトップになる素質があるかどうかが判定できるので、JSFは毎年全国からその年代の選手を集めて「全国有望新人発掘合宿」を開催し、金の卵を選ぶ。選んだら、JSFの資金を投入して世界の一流コーチを付け、必要に応じて留学もさせる。

 

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この結果、03-04年シーズン以降、その年の世界のトップ6しか出られない「グランプリ(GP)ファイナル」に日本から3年連続で3人が出場するまでになった。03-04年シーズンのGPファイナルには村主章枝(すぐりふみえ)が優勝し、04-05年シーズンには荒川静香が2位になり、そして05-06年シーズン(05年12月)には浅田真央が優勝している。荒川は04年3月の世界選手権でも優勝しており、日本女子フィギュア陣は世界から「パワーハウス」(驚異的な集団)と呼ばれるまでになった(前掲『クローズアップ現代』)。

 

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●想定外のルール改正●

が、数十年に1回の大変革が起きてしまった。02年米ソルトレーク冬季五輪フィギュアのペアで「審判買収疑惑」が発生し、異例の「表彰式のやり直し」にまで発展したため、国際スケート連盟(ISU)は採点方法の見直しに着手していたのだ(この事件を知っていたので、筆者は02年W杯サッカー本大会でも当然、審判への買収……としか思えない「誤審」があるはずだと予測し、それは02年6月14日に的中した。小誌02年6月13日の予測記事「●いまこそ『奥の手』を〜審判に『期待』」)。

 

従来の採点方法では「技術点5.9」などは単なる参考であり、最終的には順位点(「順位点1.0」は、その選手を審判全員が1位と判定、という意味)の少なさで順位を決めていた。この方法では「この人はあの人より格上」などの主観(先入観)のはいる余地が大きく、審判を買収したい、という誘惑が生じやすかったのだ。

 

そこでISUは04年3月の世界選手権終了後に技術の評価方法を大幅に変え、個別の技のレベルによって加点/減点する方式に改めた。これによって採点に客観性が生まれ、不正の行われる余地は激減したが、困ったのは昔の採点方法で高得点を得て来た選手たちだ。

 

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いちばんの被害者は荒川で、04年の世界選手権優勝まで使えた得意技イナバウアーが、このルール大改正によってまったく評価されない技に格下げされたのだ。ジャンプに大技のない荒川はこの技を中心に演技全体の印象で芸術点を稼いで補っていたが、もうその手は使えない(06年1月15日放送のNHKスペシャル『女子フィギュア“レベル4”への挑戦』)。

 

また、女子で世界初の4回転ジャンプの成功者、安藤美姫も打撃を受けた。新ルールのもとでは、4回転のような危険な大技に挑んで失敗し転倒した場合の失点が大きくなり、安藤はリスクを恐れて4回転を跳ばなくなった(前掲NHKスペシャル)。

 

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●新世代●

代わって台頭して来たのが06年2月現在15歳(90年9月25日生まれ)の浅田真央だ。彼女は旧ルールを知らずに育ったので演技の組み立てに迷いがなく、新ルールのみに合わせて得意技を磨いた結果、たちまち日本最強になり、05年12月16〜18日のGPファイナルでは、それまで「無敵」だったイリナ・スルツカヤ(露)を破るまでに成長した(スルツカヤは04-05年シーズン以降、世界選手権やGPシリーズの中国杯など計9つの国際大会に出ているが、優勝できなかったのは真央が優勝した05-06年GPファイナルだけ。ISU Web「Irina SLUTSKAYA」)。

 

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真央は明らかに旧ルールを知らない世代としてのアドバンテージを持っているが、彼女が大成した理由はそれだけではない。伊藤を育てた、名古屋在住の山田満知子コーチに出会ったこともあるが、最大のアドバンテージは子供のときから姉の浅田と一緒に滑って来たことだ。選手は練習していてなかなか結果が出ないとき「このやり方で大丈夫か」と不安になるものだが、真央の場合は2歳年上の姉が、それも全日本クラスの実力者(05年全国高校スケート選手権優勝)がいつもそばにいた。幼少期の真央は「このやり方でやればお姉ちゃんのようになれる」と信じて、まったく不安を抱かずに練習できた。真央は、選手としての基礎的な才能がもっとも伸びる時期に、姉を通じて近い将来の自分の姿と、それに至る道筋(成長勾配)とを間近で見た、教育心理学上幸運な選手だ。

 

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●山田門下生●

05年後半から日本のTVには、ドリカムの「頭の中チェーック♪」の歌で始まる、安藤、村主、荒川が出演するロッテのCMが流れた。JSFが05年半ばまでにこの3人を06年トリノ五輪に送り込む「スター」と位置付け、強化育成資金の財源たる肖像権使用料などの広告収入を3人に稼がせると決めたからだろう。五輪代表選手の選考は、五輪前2シーズンの国内外主要大会の順位を(高順位ほど高得点に)ポイント化し、累計ポイントの多い者から選ぶのが原則なので、安藤らの「持ち点」(前季ベストスコアの70%)が高かった当時としては妥当な判断だったかもしれない。

 

が、05-06年シーズンが始まると安藤が不振に陥り、NHK杯、GPファイナル、全日本選手権のすべてで中野友加里の順位を下回り、中野の急成長が証明された。他方、安藤は全日本選手権で6位と低迷したにもかかわらず、04-05年シーズンに獲得した持ち点の「貯金」が効いて2年間の累計ポイントは2215にも達し、村主(2150)、荒川(2060)、中野(2043)や、復調著しい元ソルトレーク五輪代表の恩田美栄(おんだよしえ)(2014)を累計では上回った(毎日新聞05年12月26日付朝刊18面「フィギュアスケート 全日本選手権 トリノ五輪代表決定」)。

 

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ところが、真央は安藤を上回る2451ポイントを獲得していた。真央は年齢がISUの五輪出場規定(五輪開催年の6月末までに16歳)に達しないためトリノに出場できないが、欧米の女子フィギュア関係者が「真央の出ない五輪の金メダルは意味がない」と言うほどの実力者だ。年齢制限といっても3か月足りないだけであり、現にほかの国際大会には出ているのだから、JSFがISUに年齢制限規定の緩和を陳情すれば、実現しただろう……が、なぜかJSFはそうはしなかった。

 

日本の女子シングルの五輪出場枠は3名だが、05年12月23〜25日に行われた全日本選手権の女子シングルの最終順位は「村主、真央、荒川、恩田、中野、安藤」だったので、この順位に基くポイントを加算した結果、累計では「真央、安藤、村主、荒川、中野、恩田」の順になって、年齢制限に触れる真央を除くと、ポイントの多い順に「安藤、村主、荒川」が選ばれることになる……らしい。

 

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奇妙なことに、選考にもれた真央、中野、恩田はいずれも山田コーチの(元)弟子なのだ(朝日新聞Web版トリノ五輪フォトギャラリー「中野友加里」、同「山田満知子コーチの指導を受ける 恩田美栄選手」)。JSFの強化育成策のうち「世界の一流コーチを付ける」システムは、山田コーチに教わっている者にはさほど重要ではない。とくに、新ルールのもとではジャンプなどの大技がどんどん加点されるので、伊藤へのジャンプ技術指導で定評のある山田の指導こそ最適で、恩田が05年12月の全日本選手権で安藤に勝ったのも、名古屋にいて山田の助言を得て(ピークを五輪に合わせて?)調整して来たからほかなるまい。

 

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●安藤の4回転は幻●

他方、JSFの勧めで「世界の一流コーチ」に付いた荒川と安藤は悲惨だ。

 

荒川はJSFの選んだ外国人コーチとの相性が悪く、05年12月にコーチを別の外国人に替え、さらに今年06年になってから五輪本番のショートプログラム、フリーで使うBGMを2曲とも変更した。五輪直前の2か月間にコーチと曲を「全とっかえ」するのは異例だが、城田五輪代表監督(前出の強化部長)は「演技の構成は変えてないので大丈夫」と言う(毎日新聞Web版06年2月15日「フィギュア 荒川静香、直前にSPの曲を変更」)。

 

んなアホな! (>_<;) スルツカヤがこんなことをするか? これは明らかに指導者(城田?)が悪いのだ。もう荒川のメダルはないと見てよい。

 

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また、安藤も苦しい。練習拠点を米国に移してから故障続きで、一度も4回転を跳んでいない……というか、そもそも安藤は4回転を跳んだことがあるのか。

 

旧ルールのもとでは審判は「ほぼ4回転」と判断すると「技術点5.9」を出し、いい順位をくれた。ところが、05-06年現在の国際大会の審判はビデオで回転数を厳密にチェックする。4回転とは「360×4=計1440度まわること」だ。昔は1400度近くまわれば4回転だったかもしれないが、いまは海外ではその程度だと3回転と判定される。

 

旧ルールのもとでは審判は「ほぼ4回転」と判断すると「技術点5.9」を出し、いい順位をくれた。ところが、05-06年現在の国際大会の審判はビデオで回転数を厳密にチェックする。4回転とは「360×4=計1440度まわること」だ。昔は1400度近くまわれば4回転だったかもしれないが、いまは海外ではその程度だと3回転と判定される。

 

安藤は新ルールのもとで国際審判団の前で4回転を跳んだことは一度もない。もう彼女にはメダルも入賞も期待しないほうがいい。

 

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安藤は練習拠点を米国ではなく名古屋に置くべきだった。が、有力選手が留学も外国人コーチ招聘もしないとなると、城田らが作ったシステムは(「新人発掘合宿」を除いて)無駄だったことになる。城田としては何がなんでも安藤や荒川に「城田システム」をフルに使わせたうえで彼女らを五輪に送り込む必要があり、かつ、「山田門下生」の真央、中野、恩田(たぶん現在日本最強の3人)が五輪で実績を作ることを阻止する必要があったのではないか。

 

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●織田家を制裁?●

筆者がそこまで城田を疑うのは、男子にも同じような問題があったからだ。

 

05年12月24日、全日本選手権大会の男子シングルで織田信成が優勝と発表された。が、表彰式の1時間後「コンピューターソフトが、3回転ジャンプの種類・回数制限(二度跳べるのは2種類まで)を超えて跳んだ、織田の3種類目の二度目のトリプルルッツに間違ってOKを出し、加点していたから」という理由で織田は2位になり、2位の高橋大輔が繰り上がって優勝し、五輪代表(男子シングルの日本枠は1名)に選ばれた(スポーツナビ05年12月25日「採点ミスで順位入れ替え」)。

 

大会前、高橋は織田を累計ポイントで88もリードしていたし、この大会の1位と2位とではポイントは50しか変わらないので、高橋はたとえ2位でも五輪代表になっただろう(毎日前掲記事)。が、この大会で使われたソフトはISUが使っているのと同じものだ(中日新聞Web版05年12月29日「想定外が原因、確認も甘く」)。なのに、海外ではこんな「誤作動」は起きていない。

 

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高橋にはポルトガル人のコーチがいると宣伝されているが(朝日新聞Web版06年2月9日「カルロスコーチ、体力UP導く 男子フィギュア・高橋」)、織田は実母、つまり日本人のコーチに習っていることで知られている(05年1月5日放送の大阪朝日放送『NEWSゆう』「織田信長の子孫 スケートで天下統一を目指す」)。そしてこの男子シングルの、ジャンプの回転数の判定責任者(テクニカルコントローラー、TC)は城田だった(第74回全日本フィギュアスケート選手権大会Web ; 採点ミスの原因はソフトにはなく、TC城田が表彰式後に採点を訂正したヒューマンエラーにあるとする報道もある。日刊スポーツ05年12月25日付「フィギュアスケート 全日本選手権2日目 男子フリー 織田採点ミスV消えた」)。

 

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中野、恩田、織田を見る限り、あまり外国人コーチに頼らない選手ばかりが全日本選手権で突然不運に見舞われたように見える(織田家にとってはまるで「本能寺の変」だ)。

(>_<;)

そもそもこの大会で真央が2位(優勝は村主)というのがおかしい。

スルツカヤに聞いてみろ、「この順位を信じられるか」と。たぶん「真央は大きなミスをしたのか」と聞き返すはずだ。

 

が、真央はそんなミスはしていないし、女子では世界初の二度のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めている(読売新聞05年12月26日付朝刊21面「フィギュアスケート 全日本選手権最終日 女子五輪代表 村主、荒川、安藤」)。

 

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●台本どおり●

たぶん審判団はプレッシャーを感じていたのだ。

 

五輪代表選手の発表は05年12月25日、全日本選手権の会場で女子シングル終了後、ドリカムのミニライブ、つまり「頭の中チェーック♪」の演奏をはさんで大観衆の前で行われた。このように演出された会場では、ロッテのCMに出ている3人の名前を代表として発表しないわけにはいかない。中野や恩田の名前を発表すればブーイングが起きかねない。

 

べつにロッテが悪いのではない。JSF(の決定を受けた日本オリンピック委員会JOC)が05-06年シーズンが始まる前に早々と、村主、荒川、安藤をあたかも五輪代表のごとくCMで固定してしまったのがいけないのだ。会場の雰囲気を考えれば、また、前日24日に織田が「見せしめ」にされたのを見れば、審判団が「恐怖」を感じることなく判定を行うことは不可能だったに違いない。

 

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●4年後の真央は銀?●

真央は、出場すれば、それだけで荒川らの一流選手にプレッシャーを与える(前掲NHKスペシャル)。スルツカヤ(79年生まれで「旧ルール世代」)もプレッシャーを感じたからこそ、真央の前ではミスをして真央1人に負けたのだ。真央はいま世界でもっとも恐ろしい選手なのだ(但し顔はかわいい)。

(^_^)

もちろん真央はまだ若いので、4年後の10年バンクーバー冬季五輪で金メダルを取るチャンスがある。が、今後4年間に世界中で12〜16歳の女子選手たちが新ルールのみに基いて練習し成長するので、4年後には、現在真央が他の選手に対して持っているアドバンテージの1つ「旧ルールを知らない強み」はなくなってしまう。

 

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とはいえ、真央にはもう1つ、「姉のお陰で幼少期に才能を伸ばした」という、世界中のだれも持っていない稀有なアドバンテージがある……と思っていたら、これもなくなりそうだ。06年2月12日、米国オリンピック委員会は、怪我で五輪出場を辞退した女子シングル米国代表ミシェル・クワンの代わりに、ソルトレーク五輪で優勝したサラ・ヒューズの妹エミリーを出場させると発表したからだ。

 

「姉が金メダリスト」ということは、エミリーも真央と同じように幼少期から、才能のある姉(の成長勾配)を見ながら育ったということであり、もちろん世代的に見てエミリーも旧ルールを知らないはずだ。

 

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もし今後4年間にエミリーが台頭して来てバンクーバーで彼女が優勝し、真央が銀メダルに終わったら……そのとき日本中が「4年前に真央を出しておけばよかった!」と地団駄踏んで悔しがることになろう。

 

城田は「頭の中チェーック」してもらったほうがいい。指導者として才能のない者がすぐれた指導者に嫉妬しているように見えるから。

 

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 (敬称略)

 

 

 

 

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