「近距離テレパシー」シリーズ第2弾
考えてみて下さい。
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「ヤノマミ」については、2009年4月12日放送のNHKスペシャル『ヤノマミ 奥アマゾン 原初の森に生きる』( http://cgi2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009010769_00000 )(2014年12月16日アクセス)を参照した。
尚、この番組では、ヤノマミについて「人間は精霊として生まれ、母に抱かれることで人間になる[母に抱かれず、母に育児放棄されると、人間にならない]と彼らは信じている」とするが、筆者はこの考えに同意しない。
食糧供給が不安定な狩猟採集生活を営むヤノマミのコミュニティでは、母親が出産後、大して「かわいい」と思えない子供を義務感から“仕方なく”数年間育てたものの、コミュニティ全体またはその母親が食糧難に遭遇したため……「かわいい」と思える子供のみを生かし、そうでない子供を(食糧を与えないこと、などによって)殺す、ということが、歴史上何度も行われたと推測される。誕生後何年も経ち、はっきり意思表示をするようになった子供を殺すのは、親にとって精神的に負担が大きい。他方、母親がすべての子供を養うことを不可能にするような食糧難はいつか必ずやって来る。だから、出産直後の母親による子殺しを儀式化し、正当化する必要があったに相違ない。彼らの「精霊信仰」は宗教的信念ではなく「殺人の言い訳」とみなすべきであろう。ヤノマミは、ホンネでは、誕生直後の乳児を、精霊でなく、にんげんだと思っているはずである。
小谷野太郎 (2014). 「オンオフ 幸せホルモンの効用」, 読売新聞2014年11月17日付朝刊6面
林田美里 (2008). 「ニュートリノについて」, 『研究所紹介 About ICRR』, 東京大学宇宙線研究所web http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/about/neutrino.html (2014年12月10日アクセス)
蒔田一彦 (2014). 「エボラ拡大で北、すべての外国人観光客入国中止」, 読売新聞web版2014年10月24日 http://www.yomiuri.co.jp/feature/TO000301/20141024-OYT1T50098.html (2014年10月25日アクセス)
中村奈生・臼井敏男 (2001). 「筋電位を入力としたインターフェースの開発」, 岐阜工業高等専門学校 電子制御工学科web http://www.gifu-nct.ac.jp/elcon/labo/usui/nakamura/room02/mokuteki.htm (2014年12月10日アクセス)
大谷 悟 (2008a). 「今世紀のテレパシー研究」, 『心はどこまで脳にあるか 脳科学の最前線』, 海鳴社, pp.37-51
大谷 悟 (2008b). 「ESPとは何か 量子のもつれ理論」, 『心はどこまで脳にあるか 脳科学の最前線』, 海鳴社, pp.52-58
Pfungust, O. (1907a). "Der Kluge Hans: Ein Beitrag zur nichtverbalen Kommunikation. 3. Auflage", Frankfurter Fachbuchhandlung Fur Psychologie, Frankfurt am Main (プフングスト,O. 秦 和子(訳) (2007). 『ウマはなぜ「計算」できたのか 「りこうなハンス効果」の発見』 現代人文社)
Pfungust, O. (1907b).「訳者あとがき」, "Der Kluge Hans: Ein Beitrag zur nichtverbalen Kommunikation. 3. Auflage", Frankfurter Fachbuchhandlung Fur Psychologie, Frankfurt am Main (プフングスト,O. 秦 和子(訳) (2007). 『ウマはなぜ「計算」できたのか 「りこうなハンス効果」の発見』 現代人文社)
Wackermann, J., Seiter, C., Keibel, H., Walach, H. (2003). 'Correlations between brain electrical activities of two spatially separated human subjects', "Neuroscience Letters" vol.336, pp.60-64. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12493602 (2014年12月9日アクセス)
読売 (2014a). 「こだわりと熱意の『青』 ノーベル物理学賞 受賞3氏の功績」, 読売新聞2014年12月11日付朝刊21面
読売 (2014b). 「世論調査 首相決断後押し 解散の舞台裏検証 11月上旬意向伝え 麻生氏、反対せず 自民優勢予測 菅氏『早く勝負』進言」, 読売新聞2014年12月16日付朝刊4面