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PC遠隔操作事件

恨みステレオタイプ

〜シリーズ「ステレオタイプの心理学」(1)〜

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Originally written: Feb. 25, 2013(web版)
Second update: Feb. 28, 2013(mail版)(PC遠隔操作事件:週刊アカシックレコード130228)

【小誌2009年8月13日「ウィキノミクスの虚構〜シリーズ『失業革命』(5)」は → こちら
【小誌2009年8月27日「寄生虫の論理〜ネット『無料』文化の罪〜シリーズ『失業革命』(6)」は → こちら
【小誌2010年2月22日「浅田真央vs.韓国TV〜シリーズ『バンクーバー五輪』(2)」は → こちら
【小誌2010年11月2日「金正恩の戦争〜続・怯えるロシア〜シリーズ『中朝開戦』(14)」は → こちら
【小誌2011年1月7日「屈辱の世界史年表〜続・劣等感共同体〜『肯定されたい症候群』(7)」は → こちら
【小誌2011年3月1日「韓国と台湾の違い〜シリーズ『肯定されたい症候群』(9)」は → こちら
【小誌2011年12月5日「嫉妬する韓流〜続・嫉妬の法則〜シリーズ『自己評価維持』(2)」は → こちら
【小誌2012年7月9日「TPP不等式〜続・売国奴対策としてのTPP〜シリーズ『TPP地政学』(2)」は → こちら
【小誌2012年11月26日「争点消滅の宿命〜首相選択選挙〜シリーズ『2012年衆議院議員総選挙』(2)」は → こちら
【前回、小誌2013年1月1日「『八重の桜』誤算?〜続“公家大河”失敗〜シリーズ『大河ドラママーケティング』(2)」は → こちら

■恨みステレオタイプ〜シリーズ「ステレオタイプの心理学」(1)■
パソコンを遠隔操作して他人が犯罪予告(威力業務妨害)をしたように偽装した事件(PC遠隔操作事件)の犯人(片山祐輔容疑者)は、逮捕前に「無実」の罪で「人生の大幅な軌道修正をさせられた」恨みを表明する匿名の犯行声明文を出していたため、いったんは多くの日本人が「恨みによる犯行(警察への復讐)」と思い込んだ。が、じっさいには彼は「無実」ではなく、実刑判決を受けて(冤罪を訴えずに)服役した前科者(ぜんかもの)だった。
にんげんは自分の属さない集団(外集団)の情報を多くは持たないため、「○○する人は××であることが多い」式のパターン化、ステレオタイプというメカニズムを働かせて外集団成員を判断する。
たいていの善良な日本国民にって、犯罪者やテロリスト、あるいは、反日/反欧米感情を表明する外国人は外集団成員であるため、彼らが犯罪や反日/反欧米的言動などの(善良な日本国民である自分がやったことのない)否定的な行動をとるのを見ると「彼らは何かの恨みが原因でそういうことをするのだろう」と、ステレオタイプに基づいて、思い込んでしまうことが多い。
犯罪や反日行動の原因(動機)は、善良な日本人には想像も付かないものであることが少なくない。したがって、日本人が大勢外国でテロの標的になっても(韓国人に日韓間の歴史問題を糾弾されても)「日本が何かその地域でよくないことをして恨みを買ったのではないか」などという「反省」を軽々しくすべきでない(2013年2月28日頃配信予定)。

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東日本大震災の被災者の方々には衷心よりお見舞いを申し上げます。

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なぜ人は、否定的な行動の動機は恨みに違いない、と思い込むのか。
なぜ、警察による片山容疑者の逮捕が誤認逮捕でも、「警察が悪い」と言えないのか。
考えてみて下さい。

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註:
片山祐輔容疑者の前科を正しく理解するには、彼が2005年に引き起こした「のまネコ事件」を理解する必要があります。この事件の原因になった「のまネコ問題」については、インターネット上で多数の解説記事によって語られています(発表年月日不詳の、長嶋洋一なる人物のwebサイトにある、転載記事「5分で解る『のまネコ』問題」や、ニコニコ大百科2012年12月30日「のまネコとは」など)。
が、それらの解説記事は「法律の条文を読んだだけでその法律がわかったと思い込んでいるしろうとのレベル」のものばかりで、問題を感情的に取り扱っており、法学的に論じていません。
この問題を正確に論じようとすると、膨大な文字数が必要になるので、「のまネコ事件」については、次回掲載することとしました。 _

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 (敬称略)

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